薪小屋が出来るまでの長い道のり②

楽しい計画は終わり、ココから地獄が始まりました。

 

基礎作り開始

ご存知の通り軽井沢は、地面が凍結するので深めの基礎が必要です。
まずは最初が肝心!と思いちゃんと作りました。 

図面ができたので、必要な基礎サイズを確認しました。
基礎はボイド管と言う紙で出来た加工しやすい材料にコンクリートを流し込む事で作る方針にしました。
計算した所、150径がちょうど良さそうです。不必要に大きいと基礎に水が溜まって木が腐りそうな事と、コンクリートの量が増えるのでギリギリのサイズにしました。

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基礎の径を確認



資材購入1回目

まずは基礎用の資材を購入しました。偉そうな事書いてますが、スコップさえないド素人なので買う物が多いです。

・一輪車
・スコップ
・鍬(農作業用でしたが非常に役立ちました)
・ボイド管 4m 150径
・固定用の金具(羽子板)
・コンクリ
・砂
・砂利
・2×4材6ft 数本(水平確認用)
・水糸
・杭

  

穴掘り

ついに作業に入ります。スコップと鍬で穴を掘ります。
なにやら穴掘り専用の道具があるみたいですが、ココはジムだ筋トレだ!と変なドーパミンを放出させ手に豆を作りつつ、掘り進めること2ヶ月。*1

軽井沢は凍結深度70cmと言われてます。最初は楽勝だ!と思っていたのですが、掘れば掘るほど固くなり、次第に掘るのが困難となり一番深いところで60cmあればOKとしました。そうして合計6箇所の落とし穴を作りました。

その後丸太をつかって、穴の中を付き固めたのですが、何故か深さが約55cmと浅くなっている!もう1回掘り直す気力はないのでコレでOKにしました。

水糸張り

当初はその辺に落ちている木の枝で良いと思ってましたが、基礎はキチンと作らないと駄目っぽいので、杭を買ってきて水糸を張っています。

水平の確認

せっかくほった穴ですが、砂利を少し入れて深さ50cmぐらいにしています。その上に6等分にしたボイド管を入れて、6箇所の高さを合わせていきます。

が、一度も水平が合うことは無く、日が暮れたのでなんとなくで良いことにしました。

コンクリの投下準備

基礎が沈み込まないように、砂とセメントを混ぜたドライモルタルを穴の中の砂利の上に撒いて、ちょうど平らになる程度にします。本当は捨てコンとかしてキチンと作る方が良いらしいですよ。

コンクリの投下

どのぐらいの分量を買ったのかメモが残ってないので申し訳ないです。
割合ですが、セメント:砂:砂利=1:3:4ぐらいにした記憶があります。なお砂利は小さい方が混ぜやすいそうです。私は素直にホームセンターでコンクリ用と書かれていた砂と砂利を買いました。結果としては小さめの砂利でした。 

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さて、問題は、混ぜないといけません。
本当に大変です。

見ての通り浅型の一輪車なので、数回に分けてやる必要があります。今後大量に作る事があれば、トロ舟というよく左官屋さんが使っている箱を買うと思います。 

 

混ぜ方ですが、
①砂とセメントをまずよく混ぜ合わせる(空練り)
②その中に砂利を投入してまた混ぜる
③水を少しずつ加えて練る。

なお③は水の適切な分量があるそうですが、私は感覚だけで水を加えました。

なんか書くと簡単そうですが、スコップでヒックリ返したり・鍬で混ぜたりと重労働で時間がかかります。

混ぜ終わったら、ボイド管の中にスコップでコンクリを投入。もちろんボイド管の外に盛大にこぼれますが気にしません。

全部入れ終わる前に、羽子板を入れておきます。ちなみに倒れないように割り箸で固定しました。

埋戻し

コンクリが固まったら、ボイド管を剥がします。(都合により2週間後ぐらいになりました)その後、穴を完全に埋め戻し平らに整地します。

  

正直に言います。
最初から計画があるのであれば、家を作る際に基礎部分だけでも作ってもらった方が良かったです。

*1:実際に掘ったのは数日ですが